2021年1月現在緊急事態宣言がまた出されてなかなか外出しずらいですよね。
そんな中で当然インド旅行など行けるわけもなく、インドのチャイが恋しいとともに「家で手軽においしく飲めるチャイはないのかな」ということで、Amazonで買えるチャイを8種類試してみました。
私は洗い物がゴキブリの次に嫌いです。お茶っ葉タイプだと洗い物の手間がありますし、偏見ですがティーバックタイプは濃厚でないことが多いため初めから選びませんでした。
粉タイプとシロップタイプをメインに試しました。
味の公平性を保つために、その都度紙コップを変えることと都度水を飲むことで味を厳正に評価しました。
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エントリー商品一覧




Amazonでチャイと検索し、出てきた商品のうち、「牛乳(お湯)を注ぐだけ!」と書かれた商品か「レンジでチンをするだけ」と書かれた商品のみ購入しました。
パウダータイプはシャンティ マサラ・チャイとデビッドリオ タイガースパイス チャイです。
シロップタイプはモナン チャイティーとGSフード マサラチャイベース
ティーバックタイプは【モクシャチャイ】レンジ deチャイ マサラチャイを購入しました。
いつも飲んでいるKALDI インスタントチャイも一緒に比較します。
さらにミヒェルゼン チャイキャンディス、共栄製茶 森半 チャイの素も比較しました。
シャンティ マサラ・チャイ
パウダー式のインスタントチャイといえばシャンティ マサラ・チャイを思い浮かべる人も少なくないでしょう。
大型スーパーやデパートなどでも売っていて買いやすさが特徴的なチャイパウダーです。
シャンティ紅茶といえば西葛西の企業ですが、この会社の代表を頼ってインド人が集まったため西葛西がインド人街になったといわれています。

推奨の飲み方では小さじ3に熱湯150と書いてあるので、その通りに飲みます。

粉もすぐ溶けてかなり快適に飲むことができました。
味はインドの裏路地にある小さいチャイ屋さんで飲めそうなチャイの味です。少しスパイス感は控えめですが、しっかりとシナモンの風味が効いていてインドの風を感じるおいしさです。
パウダータイプなので、お湯を沸かす手間と粉とお湯を混ぜるスプーンを洗う手間が発生する点がネックですが、かなりお手軽においしいチャイを飲めるインスタントチャイでした。
お湯でもクリーミーですが、牛乳で割るとよりクリーミーでおいしくなると思います。
シャンティ マサラ・チャイ評価
味
スパイス感
お手軽度
インドみ
総合
モナン チャイティー
シロップタイプのチャイです。
MONINはフランスのブールジュ発の企業です。ヨーロッパにカクテルブームをもたらし、その後アメリカにフレーバーコーヒーブームを巻き起こたそうです。
シロップタイプのフレーバーの商品の取り扱いが多くチャイ以外にもいろいろなシロップが売っています。

シロップ:牛乳を1:8で飲むらしい。

味は悪くないものの、チャイにはあるまじき謎の清涼感(レモン果汁のせい)があり、「チャイを飲むぞ!!!」と思って飲むと少し悲しい味でした。
チャイというよりもキャラメルミルクティーのような味わいです。フレーバーティーとしてはしっかりキャラメルの味がしておいしかったです。
シロップタイプなので(目分量であれば)コップしか汚れないため、お手軽さが非常にいい良いです。
モナン チャイティー評価
味
スパイス感
お手軽度
インドみ
総合
デビッドリオ タイガースパイス チャイ
DAVID RIOはサンフランシスコでできたインスタントティーやコーヒーのメーカーです。世界50カ国に展開されており、世界で愛されているメーカーです。
また動物福祉に企業として取り組んでいて、国際動物福祉基金(IFAW)の象と虎のプログラムに毎年寄付しているそうです。
看板商品が、今回飲むチャイらしいです。

おおさじ1~2のパウダーと200㎖の熱湯またはミルクと混ぜる。

粉が溶けにくく一生懸命混ぜないとコップの底に溜まってしまう点が少し残念でした。
味はあまりチャイ感やスパイス感も弱く少し残念でした。タピオカミルクティーのタピオカ抜きみたいな味がします。
タピオカと飲むにはおいしいのかもしれませんが、チャイとしてはそこまでおすすめできる味ではありませんでした。
デビッドリオ タイガースパイス チャイ
味
スパイス感
お手軽度
インドみ
総合
GSフード マサラチャイベース
日本企業であるGSフードから出ているシロップタイプのチャイです。
1958年にチャツネの製造からスタートし、1959年にはブラックティーの製造を開始しました。
1958年にチャツネの製造をしているほどインドの食品に造詣の深い企業です。

瓶じゃないので捨てるのも楽です。
チャイシロップと同量の牛乳を混ぜて飲みます。

スパイス感がないわけではありませんが少し控えめです。
紅茶の味や甘さのバランスがめちゃくちゃよくかなりおいしいミルクティーでした。
スパイス感が足りないこと以外は全く不満のないチャイティーです。
GSフード マサラチャイベース 評価
味
スパイス感
お手軽度
インドみ
総合
【モクシャチャイ】レンジ deチャイ マサラチャイ
ティーバックタイプのチャイです。
中目黒にあるチャイ専門店「モクシャチャイ」というお店が出しているチャイです。

ティーバックタイプはお湯をヤカンで沸かしてなどの手間がダルいので積極的に選びませんでしたが、この商品はレンジのチンだけで作れます。
レンチンだけとはありますが、2回レンチンしなくてはいけないので、お湯を注ぐだけ!とか牛乳を注ぐだけ!という商品と比べると少し手間に感じてしまいます。

ベースの紅茶の味は断トツでおいしく、全体的にお上品な味でした。また砂糖は自分で入れる式なので甘さの調節もしやすいです。
スパイスも「レンチンで味ちゃんと出るんですか~?」と煽り気味の精神で作っていましたが、ちゃんとスパイシーです。
【モクシャチャイ】レンジ deチャイ マサラチャイ評価
味
スパイス感
お手軽度
インドみ
総合
KALDI インスタントチャイ
コーヒーショップでおなじみのカルディのチャイパウダーです。
スパイス感が結構強いです。またジンジャーの風味が強く体が温まります。
安定しておいしいチャイです。
KALDI インスタントチャイ評価
味
スパイス感
お手軽度
インドみ
総合
ミヒェルゼン チャイキャンディス

ミヒェルゼンは旧ドイツ王室御用達のメーカーで、キャンディスという氷砂糖をラムやウォッカ等リキュールをベースとしたシロップに漬けたもので有名なメーカーのようです。
さすが王室御用達ということで、ミルクティー味は悪くないのですがあまりスパイス感はありませんでした。
生姜やチャイスパイを後から自分でぶち込めばインドっぽい味になりましたが、「お上品なロイヤルミルクティー」を抜け出せない印象がやや残念でした。
余談ですが、思ったよりも角砂糖みたいなのがすごい。

ミヒェルゼン チャイキャンディス評価
味
スパイス感
お手軽度
インドみ
総合
共栄製茶 森半 チャイの素

日本のお茶メーカーである共栄製茶が出しているチャイです。
パウダー式なので牛乳をレンチンしただけで飲める手軽さが魅力的でした。ダマになりにくく素直に溶ける点も素敵でした。
シナモンの味はしっかりとしていましたが、他のスパイスは特に使用されていないよう。
シナモンミルクティーとしては大変美味しいなと思いましたが、インドで飲めるチャイかと言われると微妙な感じでした。
共栄製茶 森半 チャイの素評価
味
スパイス感
お手軽度
インドみ
総合
トワイニング チャイミルクティー

トワイニングは英国・ロンドン発の紅茶屋さんで300年以上もの歴史を誇る企業です。紅茶の品質の高さから英国王室御用達のブランドでもあり、信頼のできる紅茶ブランドです。
ステックタイプで外出先にも持ち歩きができる手軽さがありますが、粉の量を調整しにくいというデメリットが気になりました。また小さめのマグカップで飲むならスティック1本でもちょうどいい粉の量でしたが、大きめのマグカップの場合スティック1本だと足りない感じが否めませんでした。

しかしスパイスにバランスは一番絶妙で、すごく甘いチャイが好きな方にはおすすめのインスタントチャイでした。
トワイニング チャイミルクティー評価
味
スパイス感
お手軽度
インドみ
総合
市販のインスタントチャイのおすすめランキング
味や飲みまでの手間を含めた総合的な点数で、評価しました。
1位
【★4.4】シャンティ マサラ・チャイ
2位
【★4.3】KALDI インスタントチャイ
3位
【★3.9】GSフード マサラチャイベース
4位
【★3.8】【モクシャチャイ】レンジ deチャイ マサラチャイ
【★3.8】トワイニング チャイミルクティー
6位
【★3.5】ミヒェルゼン チャイキャンディス
7位
【★3】共栄製茶 森半 チャイの素
8位
【★2.5】モナン チャイティー
8位
【★1.9】デビッドリオ タイガースパイス チャイ
インドのチャイはスパイスが入っていないこともある
インドのチャイというとスパイスと生姜が効いているイメージがありますが、どちらかと言うと濃く煮だすためのCTCというお茶っ葉と、たくさんお砂糖を入れることと濃厚な牛乳を使うことが大切なようです。
その他のスパイスはベースは生姜でその他のスパイスは入っていないこともあるようです。また生姜すらも入っていないこともあるようです。
チャイは人や家庭によって作り方がかなり違います。日本人の味噌汁のように、各家庭、各個人で味が変わってきますので皆さんもご自分に合ったチャイを楽しんでくださいね。
インドの人がチャイを飲みながら食べるお茶請け
どこの国の人でもティータイムはお茶だけでは何か口寂しい感じがするようで、インドも同じでスナックのようなものをよく一緒に食べるようです。
インドの方は実際に以下のようなものを食べながらチャイを飲んでいます。
チャイのお茶請け1:クッキー
日本でもイギリスでも紅茶を飲みながらクッキーを食べる人は多いでしょう。インドでも素朴なクッキーをお茶請けとしてチャイと一緒に食べることは多いようです。
日本のお菓子だと、森永のチョイスが一番近いです。
チャイのお茶請け2:ナムキーン
ただのベビースターラーメンのようなものから、グリンピースを揚げたようなものが入っているようなものまで色々な種類があります。
スパイスの味がしっかりしているしょうゆ味のしない素朴なベビースターラーメンのような味で、癖になる系の味ですが結構辛さが後をひきます。
スパイスの効いているチャイを飲みながらだと、永遠に舌がピリピリしてしまう可能性もあるので突然無理して食べるのはご法度です。辛いのが大丈夫な人はガンガン食べましょう。
チャイのお茶請け3:アチャール
インドの漬物です。お米なんかと食べるとおいしくて好きですが、たまにチャイを飲みながら食べている人もいます。
こちらもスパイスの効いたチャイを飲みながらだと口が大火事になる可能性がありますが、漬物を食べたながら緑茶を飲む感じで美味しいです。
空きっ腹にアチャールを食べすぎると胃が荒れる可能性もあるので、気をつけてください。
チャイのお茶請け4:フルーツ
日本でも梨を食べながら日本茶をすすりますが、そんな感じでバナナやマンゴーなど季節のフルーツを食べながらチャイを飲むようです。
まとめ
これからとても寒い季節がやってきますが、チャイをのんで体を温めていきたいと思います。
皆さんも暖かいチャイをのんで、一緒に冬を乗り越えましょう!

袋をシャカシャカしていたらおいしいものちょうだいお化けがやってきました。