【★4.0】『シークレット・スーパースター』

インド映画

今話題の『シークレット・スーパースター』をやっと見ることが出来ました…!

封切り一週間で新宿ピカデリーも上映が終わったしまったのでもう見れないかと思いましたが、なんとか見ることが出来て良かったです…!

『シークレット・スーパースター』基本情報

2017年公開

155分

英語・ヒンディー語・グジャラート語

監督 アドヴェイド・チャンダン

出演

インシア役 ザイラー・ワシーム

インシアの母親役 メヘル・ヴィジュ

シャクティ・クマール役 アーミル・カーン

 

『シークレット・スーパースター』の評価

ビーグル情報館独自の評価です。

全体

物語

配役

音楽

踊りそんなにない

映像

演出

一言コメント

当然歌も良いのですが、とてもジェンダーについて考えさせられる話でした。

『シークレット・スーパースター』あらすじ

インドに暮らすインシアは、両親と祖母、弟と暮らしている。父親は、権威的で、母親に暴力をふるうこともしばしば。

インシアは、歌手を夢見てギターを弾き、自分で曲を作っていた。

父からは叶わない夢にうつつを抜かすなと厳しく歌を禁止されていたが、母はインシアを応援しており、ある日父親に内緒でノートパソコンを買い与える。

そこでインシアは、母の提案もあってブルカで顔を隠してYOUTUBEで自分の歌う姿をアップする。するとその歌声はたちまちインド中で話題になり、新聞やTVまでもが、“シークレット・スーパースター”の話題で持ちきりとなる。自分の歌声が響き、たくさんの人に聞いてもらっていることに喜びを感じるインシア。

しかし、父に隠れて歌を歌っていることがバレてしまい、投げやりになりノートパソコンを壊してしまう。

そんな時、有名ではあるが若干落ち目の音楽プロデューサー、シャクティが彼女を見つける。インシアは学校にも親にも内緒で、彼女を支えてくれる友人・チンタンの助けを得てシャクティに会いに行く。

最初にシャクティから渡された曲は全くインシアに合わない曲だった。上手く歌うことのできないインシアをみて、プロデューサーたちはがっかりし、諦めかけていた時、インシアはシャクティの昔のバラードを歌いたいと願い出る。そこで歌った彼女の歌声が全員の心を掴んだ。しかし帰ってきた彼女には大きな障害が立ちはだかっていたのだった・・・・・。

公式HPより

インドの男尊女卑

本作はインドの男尊女卑事情の風刺・問題提起もテーマになっているでしょう。

女の子は持参金がかかる問題

インドは、結婚する際にお嫁さんの家庭は年収の何倍とも言える多額の持参金を用意する必要があります。

その為、女の子が出来たと分かった時点で「お金のかかる女の子か…」と経済的な理由で中絶してしまう事 事も少なくありません。

妻は自分の所有物と言う考え

都市部やお金持ちな家庭では別ですが、良くも悪くも女の人は人というより所有物と言う考えがまだ薄っすらと残っている部分はあるみたいです。

嫁に行くまでは父のもので、嫁に行ったら夫もの。保護されるべき存在。

と言われる事もあるようで、インドの女性の現状は厳しいようです。逆に裏を返せば、父や夫が妻や娘を保護しなければならないのですが、それはその人の性格に完全に依存してしまう訳でしょう。

しかし日本もどんぐりの背比べ

世界男女格差指数」によると2013年ではインド101位で日本が105位となっていて、日本の方が男女格差が多少多いようです。

多分、日本は均一に同じ程度の男女格差があって、インドは家庭の階級によって男女格差がだいぶ違うからこう言う結果になったのでしょう。

(お金持ちな家庭は割と欧米式の男女感覚も持ち合わせていて、貧困層は昔ながらの考え方でならすと日本と同じくらいの指数になるのだろう、という事)

『シークレット・スーパースター』感想

親父がキモい

気に入らないことがあるとすぐに母親に当たって殴る父親がなんか獣のように見えて気持ち悪かったです。

作中では父親は子供のことはあまり殴っていませんでしたが、この映画を観ると殴る子育てはクソ害悪なんだなとめっちゃくちゃ思いました。

手加減してる、とか、殴らないということを聞かない、というのは後から付け足した言い訳であって、単に自分の思い通りにならない所有物を殴っているだけに過ぎないんだなあと感じました。キモ。

しかし、やられっぱなしと言うわけでもないのでやり返すシーンは楽しみにしてください。

当然ながら歌がいい

インシアの歌がとっても良いです。

むしろ本編に興味がなくても歌だけ聞いて欲しいぐらいに良かったです。

自分はこの二つが特に気に入りました。もし良かったら聴いてみてね!