【★3.7】『ライース』酒の密売王の物語

インド映画

皆さんはお酒は好きでしょうか。

私はアレルギーに近いので、全く飲めませんがあさりの酒蒸しなどは好きです。

グジャラート州はガンディーの出身州でもあります。そしてガンディーは要約すると「酒飲みは酒の量が調節できないやろ!!ならキッパリ辞めてまえ!!!あんなものは心を惑わす悪魔の飲み物や!!!」とお酒を否定していました。

このガンディーの言葉と宗教的な事情も相まって禁酒になる州もあるようです。

一応外国人はパスポートの提示で飲めなくもないようです。(お店によるみたい)

『ライース』基本情報

2017年公開

161分

ヒンディー語

監督 ラフール・ドラキア

出演

ライース役 シャー・ルク・カーン

アーシャ役 マヒラ・カーン

マジュムーダル役 ナワーズッディーン・シッディーキー

サディク役 ムハンマド・ジーシャン・アイユーブ

『ライース』の評価

ビーグル情報館独自の評価です。

全体

物語

配役

音楽

踊り

映像

演出

一言コメント

ずっと緊迫感があって、バランスよくアクションシーンもあって楽しく見れる作品でした。

『ライース』あらすじ

厳しい禁酒法が施行されているグジャラート州。

しかし酒の需要は無くならない為、密輸や密売を生業とする人がたくさんいた。そんな環境で育ったライースは幼い頃からマフィアの運び屋として働いていた。

大人になったライースは運び屋を辞め自分で酒の密売の商売を始め、警察や州首相とも付き合いをし手広く商売をする。

そんな中マジュムーダル警部に目をつけられ、警部とライースのイタチごっこが始まる。

『ライース』の元ネタのおじさん?

アブドゥル・ラティフ(Abdul Latif)というグジャラート州の裏社会で有名だった人の話が元になっているんじゃないかと噂されているようです。

アブドゥル・ラティフ(1951-1997)

Credit:https://www.google.co.in/amp/s/amp.indiatimes.com/entertainment/celebs/heres-all-you-need-to-know-about-real-life-raees-abdul-latif-284051.html%3Fusqp%3Dmq331AQCKAE%253D

彼はアーメダバードを本拠地とし、政治的な力も持っていました。 彼は10代の頃から、酒の密売をするギャングの一員として働いていたようです。

しばらくするとラティフは海賊版の偽造、そして殺人、強盗そして政治家の支援事業等を生業として事業を始めました。そして、彼の商売はグジャラート州の不法酒事業を独占するのに十分なほど大きく成長しました。

また、ラティフはグジャラート州のイスラム教徒の間ではロビンフットのような存在として知られていました。

コネのない若者が職を探すことを手伝ったり、貧しい人たちに食料や避難所を支給したり、その他にも色々と支援を行ってきたからです。

 

しかし反面、世界的に知られるテロリストのダウッド・イブラヒムと親しかったとされています。

ラティフは、殺人、契約殺害、強要、暴動、誘拐、密輸、偽造の100件以上の訴訟で求められ、1993年のムンバイ爆破事件でも罪に問われました。

特に、1993年のムンバイの爆弾テロで使用されたRDXを運んでしまった主な原因となってしまいました。

その罪より、1995年にデリーで逮捕され、刑務所に収容されました。そして1997年にアフマダーバードで警官に射殺され亡くなりました。

 

『ライース』感想

正直、シャー・ルク・カーンって違う役をやっても、いつも同じ感じに見えるのであんまり好きではなかったのですが、今作は結構良かったかも。話自体が最初から最後まで緊迫感を持っているので、それが良かったのかもしれません。

シャー・ルク・カーンの作品をもう少し見てみようかなと思いました。

 

去年話題の『バジュランギおじさんと、小さな迷子』でおなじみのナワーズッディーン・シッディーキー。

また今回も政府系のお堅い組織の頭のお堅い真面目な役で登場。毎回そういう役が多いです。ハマり役ですよね。

 

話としては、必ずしもハッピーエンドで終わらない感じが素晴らしいなと思いました。栄枯盛衰、盛者必衰の理をあらわす、という感じの映画で、でもその潔さがハリウッド映画にはない価値観かなとも思います。

あと、義賊のような話ってどこの世界でも人気があるんだなあと思います。「悪いことで金を稼ぐけど、弱者に寄り添う」って言う感じの話です。

もし暇だったら、是非観てみてください。