少し前の話になりますが、2018年10月にWHOの統計を元に「インドはもっとも鬱による影響を受けている国」というニュースがIndia Todayで報告されました。
まず、WHOによると鬱などのメンタルヘルスに関して、悪い傾向がある国のリストが紹介されました。
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メンタル系の病気は身体が傷付いたり変化したりする病気よりもドラマティクではないものの、より身近で耐え難い
出展:https://www.google.co.in/amp/s/www.indiatoday.in/amp/education-today/gk-current-affairs/story/india-is-the-most-depressed-country-in-the-world-mental-health-day-2018-1360096-2018-10-10
他の病気と比べると口に出して語られることが少ないうつ病ですが、世界中で3億人以上の人が鬱であるとされています。
鬱やその他のメンタル系の病気はよく軽視されますが、実は人を死に導く可能性もあります。
インドはWHOの調査で世界で一番「鬱による影響を受けている」国であることが判明。その後に中国とアメリカが続きます。WHOによると、インド、中国、アメリカが不安、統合失調症、双極性障害の影響を最も受けている国でした。
WHOにより、精神障害および行動障害に負担を抱えている国のリストが紹介されました。以下は上位の国です。
一位インド
NCMH(National Care of Medical Health)で実施されWHOに報告された研究は、インドの人口の少なくとも6.5パーセントが、田舎と都市での違いはなく、何らかの形の深刻な精神障害を患っているそうです。
効果的な対策や治療法はありますが、心理学者、精神科医、医者などのメンタルヘルスの従事者は極端に不足しています。 2014年の報告によると、「10万人に1人」という低さでした。
インドの平均自殺率は、全人口に対して10.9であり、自殺をする人々の大多数は44歳未満です。
二位中国
鬱病のような精神障害を持つすべての中国人の91.8パーセントが助けを求めることが出来ないであろうとWHOは見積もっています。
状況はインドと非常に似ています。
しかし、中国政府は予算の2.35パーセントを精神的健康に費やす以上は特に支援をしないとされています。
三位アメリカ
成人の五人に一人はなんらかの精神的な病気の経験があるとされるアメリカ。しかし、深刻な医師不足もあり、多くの人は自力でなんとか回復することを求められる現状です。
四位ブラジル
南アメリカの中で最も鬱の人が多いブラジル。
現在、暴力や移民やホームレスなどの問題を抱えており不眠や鬱などの原因になっています。
五位インドネシア
人口の3.7%、実に900万人が鬱で苦しんでいます。さらに、不眠症の人も加えると、15歳以上の6%もの人が精神障害で苦しんでいることになります。
参考・出典