シャー・ルク・カーンといえば日本でも大人気ですが、本作『レインボー』はインド本国でも人気があることを感じさせる映画でした。
Netflixで視聴可能です。
Contents
『レインボー』基本情報
2015年公開
106分
ヒンディー語・英語
監督 ナゲーシュ・ククヌール
脚本 ナゲーシュ・ククヌール
出演
チョトゥ役 クリシュ・チャブリナ
姉役 ヘタル・ガダ
『レインボー』の評価
ビーグル情報館独自の評価です。
全体
物語
配役
音楽
踊り
映像
演出
一言コメント
ジブリにもありそうな感じの映画。
話はなんとなく予想できるものの、幼い姉弟の家族愛に涙します。
『レインボー』あらすじ
両親が死んでしまい、叔父の家に身を寄せる姉と弟。弟のチョトゥは栄養失調のせいで失明してしまった。
映画の大ファンの二人は、大スターのシャー・ルク・カーンならきっと目の手術代を出してくれると思い立ち家出をして会いに行く。
二人は無事にシャー・ルク・カーンに会いに行けるのか。
『レインボー』オススメポイント
ジブリみ
なんだかトトロを彷彿とさせる映画。
状況も風景も全く違うけれど、姉と弟の信頼のある関係性がなんとなくサツキとメイに似ています。小さい子が出てくるヒューマンドラマに弱い人は絶対に泣く映画だと思います。
風景
風景が砂漠が殆どですが、画角の脇のラクダが可愛いです。
しかし、ラクダに轢かれて死ぬこともあるようなので現地で見たら可愛いと言わずに近づかないようにしたいです。
優しい人が眩しい
幼い子供二人だけで家出をするため、かなり綱渡り状態です。作中では危ないことがあっても周りの大人が助けてくれたり偶然助かったりする為なんとか五体満足に家に帰ることができましたが、下手をしたら孤児になったり殺されたり人身売買されていたかも…と思うとゾッとします。
大人でさえ夜や人がいない通りを出歩くのは危険なのに、こんなに小さい二人が旅をする事はとても危険な事でしょう。二人(特にお姉ちゃん)の勇敢さ感服します。
また、インドにおけるスターの影響力って凄いんだなとヒシヒシと感じます。
日本でも、「がんの手術で峠をさまよっていた子供が悟空(野沢雅子さん)からの頑張れ電話で回復した」という話も聞きますが、「手術代出してくれるかも!」って話は全くありません。スターとして人の役に立つことをするのが文化なのかも知れませんが、日本よりもスターの重みがあるんだなと思いました。
まとめ
あらすじから話は殆ど予測できてしまいますが、それでもなんとなく泣けてしまう映画。
子供たちが可愛いです。