皆さんこんにちは、ビーグル情報館です。
今日はアメリカで起きた動物虐待の悲しいニュースをお伝えします。多くの人が知るべき内容だとは思いますが、グロテスクな表現が多いので苦手な人は注意してください。
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老犬ビーグル、ボロボロのところを保護される
マックスという老犬ビーグルが受けた恐ろしい暴力的な行為はとても深刻でした。マックスの命を救うことを任されたボランティアは涙しています。
マックスは2018年12月11日にフロリダ州フロストプルーフのあたりを彷徨っているところを発見されました。
優しいサマリア人がマックスの傷をきれいにした後で、彼を救うためにワウチュラに拠点を置く非営利団体Hardee動物救助チームに連絡をしてくれたのです。
「首の上部のナイフ傷、背中の大きな火傷、頭と耳に銃で撃たれた跡がありました。」ハート社の社長のレイ・ソクアロスキーさんはWFTS-TVの取材にそう答えました。
「マックスは昨日輸血を受けました。体調は回復してきています。しかし、私たちは彼を後押しするために輸血をしました。というのも、細胞の多くが弱っており、たくさんの感染症に感染している恐れがあるからです。」
マックの首の後ろ側には15センチほどの溝もあり、誰かが肉切り包丁などで切り取ったとしか思えないようです。
首の傷はとても深刻で、背中の皮膚が剥がれています。
非営利団体はマックスを傷つけた人の情報提供に500ドルの賞金をかけています。
「誰かがマックスのことやどこに住んでいたかを知っていると思います。その情報を元に誰かこんな酷いことをマックスにしたかを辿れるはずです。」
とソクアロスキーさんは言います。
「人間は動物にする行いを、人にもすると証明されています。それはどれだけ重要なことでしょうか?とても心配をしています。
これは動物だけの問題でなく、人間にもエスカレートしていく問題でもあるのです。もっと多くの人が声を上げるべき問題です。
マックスを助けるために非営利団体を呼んだ善良なサマリア人はマックスを家族として迎える予定だそうです。
出典:abc25 WPFB newsより抜粋翻訳
少しでもマックス君が幸せな時間を過ごせるように、と祈っております。
アメリカでの動物虐待へのペナルティ
州ごとによって違うものの罪が重い傾向

アメリカは州ごとに法律が違うため「アメリカ全土ではこうだ!」という答えはありません。(動物虐待についてはこちら)
州によって、殺人などと同じ重罪として扱われ、罰金だけでは終わらずに刑務所に収監されることもある犯罪です。
更に釈放された後も「動物を飼う権利を剥奪」され、何十年も飼うことができません。
最近では動物虐待の前科者は「虐待者としての登録」をし、本名や住所、生年月日、虐待の詳細、顔写真…などを地域のデータバンクに登録する義務が発生し、より管理が徹底されてきているようです。
しかもこのデータはインターネットで公開されているため、第三者も閲覧が可能です。
猫連続虐待事件(カルフォルニア)
2015年カルフォルニア州サンノゼのカンブリアンパークでは約二ヶ月の間に21匹もの猫が次々と誘拐され、虐待を受けた末に殺される事件が起きました。
2015年10月8日にロバート・ロイ・ファーマーさんは逮捕され、裁判所から懲役16年の実刑判決を言い渡されました。
参考『21匹の猫を殺した男、懲役16年の判決が下される(アメリカ)』|カラパイア
52歳税理士の猫虐待(日本)
ノラ猫を殺害したりケガを負わせたり元税理士(52)に動物愛護法違反で懲役1年10月、執行猶予4年の判決が下りました。2017年12月のことでした。
この元税理士が捕まる決定打となったのは虐待の動画をインターネットに載せていたことでした。
参考『エリート税理士が”猫に熱湯”自慢した末路』PRESIDENTonline
日本は動物虐待に対してはあまり重い判決が出ない事が特徴とも言えるでしょう。
まとめ
動物虐待は許されることではないと思っていますが、動物虐待を減らす為には社会的に変えていく必要の多い部分も多いと思います。
例えばペットショップでの生体販売の禁止や、動物虐待歴のある人をデータベースに登録して保健所やシェルターなどからも引き取れないように…などです。
元税理士の猫虐待やカルフォルニアの猫連続殺害に今回のビーグル虐待のどれも許される事ではありません。
これからどれだけ動物虐待を減らせる社会にできるかが私たち若者世代の課題でもあると思っています。