【★4.0】インド映画『パッドマン』妻の為に安いナプキンを作った男の話。

インド映画

こんにちは。ビーグル情報館です。

今日は上映前からだいぶ話題になっていた『パッドマン』を観たので感想を書いていこうと思います。

『パッドマン』基本情報

2018年公開

140分

ヒンディー語・英語

監督 R.バールキ

出演

ラクシュミ役 アクシャイ・クマール

パリー役 ソーナム・カプール

ガヤトリ役 ラーディカー・アープテー

 

『パッドマン』の評価

ビーグル情報館独自の評価です。

全体

物語

配役

音楽

踊り

映像

演出

一言コメント

女性用ナプキンの重要性やありがたさを伝えてくれる映画。

特に男性は、「生理=女性のこと」と初めから投げずに是非に観て欲しい映画です。

 

『パッドマン』あらすじ

結婚して幸せなラクシュミとガヤトリ。

ある日、ガヤトリが家の外で過ごしている事を見つけたラクシュミはどうして家の外に居るのかと聞くと、「女性の問題だから放っておいてくれ」と言われてしまいます。

また、医者に「女性用ナプキンを使わないせいで病気になる女性は多い」と言われた事で、妻にどうしても女性用ナプキンを使って欲しいと思うようになります。

しかし、買うと妻に「そんな高いもの買ったら牛乳も買えなくなる!」と怒られる…なら作ってしまえ!

そしてラクシュミのナプキン作りが始まったのでした。

 

 

元となった話のムルガナンダムさんについてはこちら

 

インドのナプキン事情

高い

20個入りで一袋55ルピーの生理用ナプキンは、2001年当時のインドでは年9万ルピー以下の収入の世帯が70%程度で一般家庭がとても買えるものではありませんでした。

一年に240枚ナプキンを使うとして、660ルピー。

年に350万稼ぐ人だとナプキンに2.5万円程使う計算になり、月2000円程。

 

そうなるとボロ布で我慢して他の事にお金を使おうと思うことは仕方がないかもしれません。

 

Amazonで調べてみると、44個入りで600円前後とか28個入りで400円前後。このナプキンは日本とたいして変わらない感じがします。

 

56個入りで1000円、10個入りで450円ってちょっと日本より高め?と思います。

 

タブー視が強い

本作の『パッドマン』を観るとよく分かりますが、インドでは女性の生理については女性同士以外で話すことにかなり抵抗があるようです。(女性同士でも抵抗がありそう?)まるで魔法学校でのヴォルデモートのように忌避されています。

 

逆に日本のように中途半端に知識のある男性が偉そうな事を言うよりも、一切関わらない姿勢の方が良いような気もしますが、これはこれでなかなか差別的な為悲しい…。

世界中生理について悩む女性は多いんだなと感じる映画です。

 

『パッドマン』感想

たくさんの人に観て欲しい

純粋に面白いと言うことと社会派映画なのであまり歌って踊ってと言う感じではないので、踊るインド映画が苦手な人にもオススメの作品です。

 

パリーと仲良くなるシーンが少しダレる

完成したナプキンの普及を手伝ってくれる教育のある都会の女性パリー。ラクシュミがいる村にたまたまパリーが訪れたため二人は知り合い、そこから生理用ナプキンの普及を手伝ってくれるようになりました。

作中でラクシュミといい感じになるシーンがありますが、少し要らない気がしました。ムルガナンダムさんも実際そう言う体験をしたのかもしれませんが、なんだか真面目で純朴なイメージのラクシュミが汚れて見えてしまいました。

 

奥さん一筋じゃないんか〜〜〜〜い!と思ってモヤモヤしました。

 

偉いけど確かに常人じゃできないかも

今作の『パッドマン』を観ると思うことはやっぱり研究熱心な人だなと思います。

ただでさえ奥さんを思っていてもなかなか生理のことまで心配してくれる人は少ないインド。なのに、ここまで熱心に生理用ナプキンの開発を考えるラクシュミの姿には心を打たれます。

悪魔に取り憑かれたように「生理!生理!」と言っている姿は村人からしたら奇妙で怖いとだろうと思います。が、それだけの執着と集中力があったからこそ偉業を成し遂げたんだなぁと思い感動します。

 

生理体験マシーンを再現してくれた

私がムルガナンダムさんを素晴らしい人だなと思ったのは「生理体験マシーン」の話を聞いたことがあったからです。

生理体験マシーンとは袋にチューブを付けて、羊の血を袋に入れて生理を疑似体験するものです。

普通、生理について気遣ってくれるだけでも素晴らしいことなのに「自分も体験してみよう!」と思ってマシーンを作成することは普通の人にはなかなか出来ないことでしょう。

 

歌が良い

全体的に歌が良かったです…。

一番最初の歌で心を掴まれましたし、挿入歌が全部良い…。いい映画はいい音楽も含まれている…と思ったビーグル情報館です。

 

まとめ

こういう映画は日本でももっと色々な人が観て欲しいと思います。

日本では生理がタブーという訳ではありませんが、よく分からないのに文句を言う男性も多いし、逆に生理用ナプキンは当たり前に使えるものなのでありがたさを再認識できる映画です。

ぜひ観る機会があったら観てみてくださいね。