みなさんこんにちは。ビーグル情報館です。
今日は良い口コミも多い『ガンジスに還る』を観に行くことができたので感想を書いていこうと思います。
Contents
『ガンジスに還る』基本情報
2016年公開
99分
ヒンディー語・英語
監督・脚本 シュバシシュ・ブティアニ
出演
アディル・ フセイン(ラジーヴ役)
ラリット・ベヘル(ダヤ役)
ギータンジャリ・クルカルニ(ラタ役)
パロミ・ゴーシュ(スニタ役)
ナヴニンドラ・ベヘル(ヴィムラ役)
『ガンジスに還る』の評価
ビーグル情報館独自の評価です。
全体
物語
配役
音楽
踊り
映像
演出
一言コメント
前評判がとても良かったのでかなり期待していましたが、予想以上に駄作な印象を受けました。もう少し立ち入った考察や描写が欲しかったです。
『ガンジスに還る』あらすじ
ある日、家族が揃った食卓で父ダヤが「わしは死期の訪れを感じている。バラナシに行こうと思う」と告げる。家族の不安をよそに、父の決意は固い。仕事人間の息子ラジーヴは仕方なく付き添うことを決める。
ふたりは長い時間をかけて目的の場所バラナシにある「解脱の家」に辿り着く。そこは幾つかのルールが決められ、様々な理由で人々が暮らしていた。すぐに住民たちに心を開くダヤと、なかなか馴染めないラジーヴ。
「解脱しようとしまいと、滞在は最大15日まで」。
一日一日とその日が近づき、ラジーヴは仕事の為に早く帰りたい気持ちと父が心配でならない思いに揺れる。
はじめは衝突しあうも、雄大に流れるガンジス河は、次第に父子の関係をほぐしていく。旅立つ者の心の動き、それを見守る家族のまなざし。果たして、ダヤは幸福な人生の終焉を迎えられるのか――?
『ガンジスに還る』感想

人生初岩波ホールでした
正直そこまででは…
口コミがめちゃくちゃ良かったのでめちゃくちゃ期待して行きましたが、そこまでの作品ではありませんでした。少し残念です。
テーマ自体とても面白いと思いますが、全体的に不完全燃焼かな?と言った印象で、「えっ?結局そこ回収しないの?」って思う点がたくさん。
また、親父が死ぬのは予想通りですが死ぬ間際や死んだ後も意外とあっけなく終わってしまい残念でした。
反省や追憶、家族の関係性の変化をもっと描いて欲しかったです。
別に無理をしてまで観るような作品ではないなと思ってしまいました。
バラナシの雰囲気が分かる
日本人がインド旅行と言ったら必ず候補に上がるのがバラナシ。
私もいつか行ってみたい場所ではありますし、ガンジス川で泳いでみたいなと思っております。
そこで、今作はバラナシの雰囲気が分かるところがいい点かなと思いました。込み入った裏通りや死体焼き場や画面の後ろであくびをしている野良犬…、大麻入りのラッシー。
こういうのを観るとインドに行きたくなりますね!
寝てる人が多かった…
微妙なヒューマンドラマやドキュメンタリーほど眠くなるものはなく、私の周りで寝ている人もチラホラ。
イビキうるせえなとは思いましたが咎める気はありません。
バラナシってどんな場所?

解脱をさせてくれる聖地
バラナシはヒンドゥー教徒のあこがれの聖地で、インド最大の聖地でしょう。
バラナシはシヴァ神に愛されている場所とされており、バラナシで死ねばそのまま解脱が得られるとされてきます。
たくさんある解脱の館
この映画でもダヤがお世話になった解脱の館。
バラナシには解脱を求めて式を悟った人がたくさん訪れ、こういった施設で死を待つ事が良くあるそうで沢山あります。
さらに、夫を亡くした未亡人が集まる「未亡人の館」というものもあるようです。
偉大なガンジス河
当然バラナシはガンジス川が通っており、早朝からヒンドゥー教徒や死を待つ人が沐浴しているそうです。
ガンジス河は沐浴するとすべての罪が洗い流されるとされており、作中でも飲んだり、沐浴していました。
飲んでお腹壊さないの?って思いましたが、そんなこと言うのは無粋なのでしょう。
まとめ
岩波ホールで2018年12月14日まで上映中ですので、気になる方は是非行って観るといいでしょう。