
こんにちは。
今、猫カフェでパルボにかかった猫ちゃんが急死するなどのニュースが問題となっております。
私自分猫カフェは好きですが、行くといつも悲しい気持ちになってしまいます。(別に猫カフェの猫が虐待をされているわけではありませんが)
そこで、今回はパルボウィルスの件から猫カフェなどの経営実態や動物虐待ではないのか、と言う点について考えたいと思います。
Contents
パルボウィルスとは?
パルボウィルスはウィルス界でも最も小さい部類に入るため、ラテン語の小さいと言う意味の「パルボ」からパルボウィルスと名付けられました。
パルボウイルスは特定の種類の動物と関連性があり、多くの場合は自身と関連のある種の動物にしか感染しません。
例えば、犬パルボウイルスはイヌ、オオカミやキツネなどには感染するが、ネコやヒトには感染しなません。
猫パルボウィルス感染症は、吐き気から始まり5~7日で死亡する危険な病気です。
治療をしても致死率は50%になります。
感染力がとても強く、通常の高温殺菌や消毒薬ではウィルスが死滅しません。
また、完全に室内外の猫ちゃんでも飼い主の靴に付着していた菌によって感染するなど、非常に厄介な菌です。
犬や猫パルボウィルスの予防は?
犬パルボウイルスも猫パルボウィルスも、毎日の健康管理とワクチン接種が基本です。
ワクチンを打つと室内飼いの犬や猫であれば、殆ど99%防げるようです。
動物カフェの劣悪な環境
まず、全ての猫カフェや動物カフェで虐待に近い飼育をしていたり、動物にとって好ましくない環境で飼育したりしているわけではありません。
しかし、動物を扱っていると考えずに経営をしている動物カフェが多いことも事実だとは思います。
今回の猫カフェの件
事のあらましは、
7月末にある猫カフェである猫がパルボウィルスに感染した事がわかる。
(このお店は猫はワクチンを打ってあるとしていました)
↓
社長は記者会見で迅速な対応をする旨を述べる
↓
Twitterで
・猫パルボウィルスが蔓延していて、4日間で4匹死んだ
・他の猫も感染している疑いがあるのに、社長は営業を中止してくれない
と言う内容のツイートが拡散される
↓
8月頭臨時休業
という流れでした。
ここで問題なのは
・猫達に適切にワクチンを打っていなかったのではないか?と言う事。
・パルボに感染した猫がいた事が分かっていながら、店舗休業までに一週間近くかかっている事。
・(直接関係ないかもしれないけど)Twitterで拡散されないと、対応をしない事。
どれに関しても、「生体を扱う」事業者としてはお粗末な態度だと思います。
猫をお金儲けの道具としてしか見ていないと言う事がとても良くわかりますね。
果たして、問題のある猫カフェはここだけなのか?
猫カフェや動物カフェなどでは適切な飼育が出来ている店ばかりではなく、劣悪な環境で飼育されている動物も多いでしょう。
例えば、鳥カフェなどでは飛べないように羽を切った鳥や、足を固定された鳥などに触れる鳥がいる所もあり、見ていて後ろめたい気持ちになることが多いです。
更に、狭いゲージで動物をあまり管理をせずに無理矢理たくさん飼って、中で交配繁殖させ、臭いなどが問題になるケースもあります。
近隣住民から保健所へ苦情が行っても、指導に来た人は「飼育頭数を減らすこと」しか指導せずに帰ることも少なくはありません。
(しかも減らし方も指導はありません)
動物愛護法はとても曖昧なもので、通報があってもあまり具体的な指導ができない事もあり、上に書いたような虐待に近い飼育環境の動物カフェを取り締まることは難しい問題です。
(それでも過去に逮捕事例もあります!)
動物のために脱動物カフェをするしかない

私も何度か行ったこともあるので、あまり偉そうなことは言えませんが、「脱動物カフェ」がこれ以上不幸な動物を増やさないために必要だと思います。
要するに、動物カフェに行く人が一定数いるから動物カフェが増えるのであって、行かなきゃ少なくともこれ以上は増えないだろう、ということです。
しかし、脱動物カフェをして、猫カフェ等が閉店になった場合、その猫達がどうなるのか、を考えると心苦しくもなってしまいます。
行くなら、動物園のような、死ぬまで動物の面倒をきちんと見ている団体のふれあいコーナーしかないのかもしれません。
また、少しでも動物愛護法が具体性と効力を持ち、世の中の人の為に辛い思いをしている動物が減ればなと思っています。
しかし、具体的に決められると、「じゃあここまでは平気やな!」と網をかいくぐる人も増えそうですが…。