この映画の存在は知っていましたが、インド人の主婦が英語を喋らないことで娘や夫からバカにされていると言う前情報からちょっと避けていました。
でも、思っていた以上に微笑ましくなる映画でした。
何よりもこの奥さんの英語の勉強に夢中になってちゃんと覚える芯の強さや、思いやりの深さ等に心を動かされてしまいます。
あとは、私もあまり英語が得意な方ではないので、海外旅行行ったらこうなるのかな…嫌だな…って言う共感が…笑
Contents
『マダム・イン・ニューヨーク』基本情報
2012年公開
144分
ヒンディー語・英語
監督 ガウリ・シンデー
出演
シャシ役 シュリデヴィ
サティシュ役 アディル・フセイン
『マダム・イン・ニューヨーク』の評価
ビーグル情報館独自の評価です。
全体
物語
配役
音楽
踊り
映像
演出
一言コメント
話も明るく、元気になりたい時に見たい映画。
『マダム・イン・ニューヨーク』あらすじ

インドで忙しいビジネスマンの夫サティシュと年頃の娘サプナ、幼い息子サガル、そして姑と暮らす主婦シャシ。
シャシはお菓子作りが得意ないいお母さんですが、英語が話せないことを娘にもバカにされ、コンプレックスを感じています。
そんなある日、ニューヨークで暮らす姉マヌから娘のミーラが結婚するのでその準備を手伝って欲しいと連絡が来るのです。
夫の勧めもあって家族に先立ち1人でニューヨークにやって来たシャシでしたが、まともに英語を話せないために恥をかいてしまう。
激しく落ち込むシャシだったが、たまたま目に入った英会話教室の案内に心を奪われ、家族にも内緒で英会話教室に通うことにしました。
様々な国からやって来た仲間たちと英語を学ぶ中でメキメキ上達していくシャシの姿をコミカルに描いています。
『マダム・イン・ニューヨーク』感想

インドの公用語の一つに英語があるとは言え、やっぱりあまり得意でない人も居るんだなと思いました。
前から気になっていたんですけど、ヒンドゥー語の会話でも英語の単語混ざってる事が多さ感じますが、あれは喋ってる人の癖なのかな?
喫茶店で英語がわからなくてモタモタしてしまうシーン…。
胸がえぐられました。私、言葉の分かる日本語でもスタバとかめっちゃオドオドしちゃうもん!!!!共感しかないよ!!
旦那さんが「あ〜〜この人悪い人じゃないんだろうけど、なんか残念だな〜〜」って感じの人です。
典型的な、「この人はこうだ」って決めつけるとそういう対応しか出来なくなってしまう人。そして「妻や母親はかくあるべき」みたいな価値観があって無意識に押し付けているタイプです。
そしてそれはインドに限らず日本でも蔓延している悲しい風潮だなと思うので、観ていてとても共感できる内容でした。
気になるインド菓子『ラドゥ』
Credit:http://www.movieplus.jp/square/cooking/index.php?recipe_id=151
浅草でも会えるガネーシャ様も大好きオヤツだそうです。
食べてる現場↓

「聖天様(=ガネーシャ様)はオダンが大好きで提灯にも描かれているのよ」って言われています。
今初めてオダン=ラドゥだという事に気付きました。和風なお団子かなんかかとずっと思ってた。
ラドゥの材料は粉と砂糖、あとインド風のバター(ギー)だけで出来ています。シンプルだよね。
粉には、ひよこ豆粉やセモリナ粉、細かくしたココナッツなどを使い、最後にコネコネと団子状に成形します。
決まったレシピはなく、人によって味や粉、何が混ざるかは変わるみたいです。
まとめ
心があったまる映画でした。
そしてラドゥが食べたいですね。