
ガネーシャ様はシヴァ神とパールヴァティーさんの間に生まれたと神様です。
今回はそんな彼にスポットを当てて紹介をします。
どうして、象の首なのか?

パールヴァティーさんが身体を洗って、その身体の汚れを集めて人形を作り命を吹き込んで自分の子供を産んでいました。
パールヴァティーさんの命令で、ガネーシャ神が浴室の見張りをしている時に、シヴァ神が帰って来ました。ガネーシャ神はそれを父、あるいは偉大な神シヴァ神とは知らずに、入室を拒みます。
シヴァ神は激怒してしまい、ガネーシャの首を切り落として遠くへ投げ捨てるのです。
パールヴァティーさんに会い、それが自分の子供だと知ったシヴァ神は、投げ捨てたガネーシャ神の頭を探しに西に向かって旅に出ますが、見つけることができませんでした。
そこで旅の最初に出会った象の首を切り落として持ち帰り、ガネーシャ神の頭として取り付け復活させたのです。
これが、ガネーシャ神が象の頭を持っている所以です。
仏教では歓喜天様として親しまれる
ヒンドゥー教から仏教に取り入れられる際に、仏教に帰依して護法善神となったと解釈され、ヒマラヤ山脈のカイラス山で9千8百の子分を率いて世界を守ってくださる有難い天部(守護神みたいなもの)のおひとりです。
東京では浅草に歓喜天さまを祀るお寺があります。
また、歓喜天さまは仏教の神様なので、「悪神として暴れてたガネーシャ神を、仏教の力でいい神様:歓喜天にしたんだぞ!」
という話として、
観世音菩薩様が暴れまわるガネーシャ神の前に降り立つとガネーシャ神がたちまち夢中になる
↓
ガネーシャ神が観世音菩薩様に「抱かせてくれ!」と頼む
↓
観世音菩薩様が身を捧げる
↓
改心!善神 歓喜天になったよ!
って言うような逸話があります。元の悪神がガネーシャ神じゃない時も有りますけどね。
ガネーシャ・チャトゥルティ

ヴェーダ暦のバドラパーダ月の4日(新月から4日目)に生誕したとされるので、これに合わせてガネーシャの生誕祭ガネーシャ・チャトゥルティが祝われます。
10日間の祭りの間に一年の健康と平和を祈念してガネーシャの像を祀り、最後にガネーシャの像を川や海に流すことで厄除を祈願するものです。
だいたい、8.9月のお祭りみたいです。