【★3.4】『生と死と、その間にあるもの』

インド映画

『生と死と、その間にあるもの』基本情報

2015年公開

120分

ヒンディー語・英語

監督 ニーラジ・ゲイワン

出演

ヴィッキー・コーシャル

シウェタ・トリパティ

リカ・チャダ

パンカジ・トリパティ

サンジェイ・ミスラ

『生と死と、その間にあるもの』の評価

ビーグル情報館独自の評価です。

全体

物語

配役

音楽

踊りなし

映像

演出

一言コメント

インドの色々な世代のやるせなさのやうなものが凝縮された映画。だけど悲観的なばかりでもなく、少し希望をのぞかせるような終わり方をしました。

『生と死と、その間にあるもの』

1

たまたまとある男子学生と逢瀬をしている最中に警察が押し入ってきてしまい、不慮のハプニングで犯罪者に仕立てあげられるデヴィ。

デヴィの父親は警察からの不当な口止め料に焦ることになる。

2

家族代々死体を焼いて弔う仕事をしている大学生のディパク。たまたま知り合った女の子に惹かれて、心を通わせるようになったものの突然の別れを強いられる。

『生と死と、その間にあるもの』コメント

日本人がインドと言われて思い浮かべるガンジス川…特に有名なバラナシに焦点を当てた映画です。

本作は派手なアクションボリウッドとは違い、インドの庶民が主役でみんなそれぞれ何となく現実に不安や不満を感じながら、それでも生きている感じがリアルだなあと思います。

不満といっても、娯楽映画なように派手な不満ではなく父親との軋轢とか、将来への不安、自分の生まれが悪いことへのコンプレックス、なんとなく家族との関係が上手くいかないストレス、など大なり小なり誰もが抱えていそうな問題がトピックになっています。

ガンジスに還るでは、自分の死を迎えるためにわざわざバラナシまで赴いた父を看取りながら、死とは何かを考えらる映画でした。

本作は、「死とは何か」というよりも「死」がどれだけ身近にあるか。身近な人の死を(突然)迎える事になった時、どう受け入れるか。周りはどうなるか。

生きた人間はすぐに「死」と隣り合わせだ、という事が感じられる映画でした。

観るとメンタルが多少削られる系の映画でしたが、主人公たちが最後は未来に向かって行く姿が印象的です。

バラナシの風景がとっても綺麗に描かれているので、バラナシ好きな人にも良い映画と思います。今、バラナシも再開発をされているようなので、こういった古き良きバラナシを見るには今行っておいたほうがいいのかも知れません。

バラナシに行きたいけれどなかなか行けていません…泣