【★3.8】『ボンベイ・トーキーズ』

インド映画

『ボンベイ・トーキーズ』基本情報

2013年公開

130分

ヒンディー語・英語

監督 カラン・ジョーハル
脚本 アヌラーグ・カシャプ

出演

ラーニー・ムケルジー

ランヴィール・ショウジー

アミターブ・バッチャン

カトリーナ・カイフ

ファルハーン・アクタル

ヴィディヤー・バーラン

ジュヒー・チャウラー

マドゥリー・ディークシト

アニル・カプール

カリーナ・カプール

カリシュマ・カプール

ランヴィール・カプール

アーミル・カーン

イムラン・カーン

サイフ・アリー・カーン

ランヴィール・シン

シュリデビィ

ナワーズッディーン・シッディッキー

ディーピカー・パドゥコーン

アクシャイ・クマール

『ボンベイ・トーキーズ』の評価

ビーグル情報館独自の評価です。

全体

物語話によるムラあり

配役

音楽

踊り

映像

演出

一言コメント

4話それぞれに癖があるので、1話目が好きだけど、2話目は好きじゃないなどの好みはありそう。

4話全部見終わった後のご褒美が豪華です。

『ボンベイ・トーキーズ』あらすじ

ゲイであることを隠さず生きる男、悩める役者に訪れるひらめきの瞬間、ダンサーを夢見る少年、そして父の最後の望み。ボリウッド発、4つの作品からなる短編集。

Netflix より

4話目以外のあらすじ↓↓

====1話目====

夫婦ともに仕事もあり、生活にも困っておらず不幸とは言えない二人。だけど何か足りないような二人。

ある日妻の働く編集部に、インターンとしてやってきたゲイの青年。ゲイの青年の親しみやすさから、編集をしている妻はすぐに打ち解け友達となる。

====2話目====

役者を目指していた男は妻子がいるのに、その日暮らしをしていた。ある日仕事の面接に行った帰りに、たまたま映画のロケに出くわす。

====3話目====

なんとなく「女の子っぽいもの」が好きな少年は、毎日父親にもっと男らしくなれた怒られていた。

そんなある日、カトリーナ・カイフがテレビで言っていた「信じれば夢は叶う。でも、夢を隠す事も大事。理解してくれる人だけではないから。」と言う言葉を聞いて大ファンになる。

 

『ボンベイ・トーキーズ』感想

30分前後の綺麗にまとまった短い話が四つあるインド映画では珍しいオムニバス映画です。

30分ごとに話が変わるため、頭が切り替わってサクサク観れるのも作品の魅力でしょう。1話が簡潔に短くまとめられてるので、とても観やすいです。

個人的に4番目の話以外はかなり好きです。(と言うか4番目の話はその後のエンディングが豪華すぎて話飛ぶ)

サクッと見れていい話が多いのでインド映画初心者の人にも観やすくていい作品だと思いますが、最後のエンディングのオールスターぶりにインド映画オタクになってから見たほうが興奮するかも?とも思います。

 

====1話目====

性別がテーマの話。

話としては偽装結婚をテーマにしたありがちな話ではあると思います。それでも、夫の本当の姿を知った妻の気持ちや、夫の罪悪感などが、インド歌謡の古典とも呼ばれる『Lag jaa gare』を通じてとても繊細に描かれます。

この歌が妙に力強くてすごく心に残る作品でした。

====2話目====

バジュランギ・バイジャンでも同じみのナワーズッディーン・シッディッキーさんがメインキャストです。

ダチョウを飼っているのが可愛いなと思うのと、最後に楽しそうに家族団欒をするシーンがグッときます。

====3話目====

小さい男の子が自分の好きな事を好きでいる話。

この男の子は多分「女の子になりたい」わけじゃなくて、「キラキラ華やかなことが好き」なんだと思います。

でもお父さんは厳しいから、そんな事が好きだと言えばオカマだと決めつけられて厳しく折檻されてしまう…。

自分はただ好きなものを好きだと言っただけなのに…と思っていたところでカトリーナ・カイフの天啓のような言葉を聞き、自分に自信を持つという話。

私自身も好きなものを親に否定される経験は何度かあって、その度にすごく嫌な気持ちになった事を思い出す話でした。でも、この男の子は強かに隠しながら好きな事を貫くことで、自分を見失わずにいてほっこりします。

 

全体的に派手な作品はありませんでしたが、日常の延長線のような誰にでもありそうだけど特別な体験が4作品になってまとまった映画でした。