【★3.4】『奇蹟がくれた数式』ラマヌジャンの伝記映画

インド映画

皆さんこんにちは!!!数学科中退のビーグル情報館です!!!

ラマヌジャンとハーディのけんきゅをモデルにした『奇蹟がくれた数式

インド映画ではありませんが、気軽に観れる長さと、チェンナイの美し風景が楽しめる映画です。

『奇蹟がくれた数式』基本情報

2015年公開

114分

英語

監督 マシュー・ブラウン

出演

ラマヌジャン役 デーヴ・パテール

ハーディ役 ジェレミー・アイアンズ

バートランド・ラッセル役 ジェレミー・ノーサム

『奇蹟がくれた数式』の評価

ビーグル情報館独自の評価です。

全体

物語

配役

音楽

踊りなし

映像

演出

一言コメント

結構脚色が強いので、原作厨だと辛いかも?

『奇蹟がくれた数式』あらすじ

1914年、数学の知識と才能を持て余すラマヌジャンをハーディは共同研究に誘う形でケンブリッジ大学に招いた。

ハーディとラマヌジャンは国籍も身分も育ちも全く違い、衝突することも少なくなかった。しかし二人は無事に研究を成功させる。

「ラマヌジャン」と数学

さて、ラマヌジャンというとコアな人たちに人気のある有名な数学者です。

私自身はあんまり好きでも嫌いでもありませんが、純粋数学をやっている人はあまり好きな人はいないやうな気がします。(あとで詳しく書きます)

ラマヌジャンとは何者か

シュリニヴァーサ・ラマヌジャン

1887年12月22日生まれ

1920年 没享年32歳

一応数論の分野が専門で、公式をポンポン思いつくことから「インドの魔術師」とも呼ばれていました。

実はラマヌジャンはちゃんとした数学の教育を受けていませんでした。というのも、マドラスのパッチャイヤッパル大学に入学しましたが、数学に没頭しすぎて留年を繰り返し退学に。その後も独学で数学に打ち込んでいたようですが、体系的に数学を学ばなかったため「証明という概念がなかった」と言われております。

また公式を思いついた時も「女神ナマーギリが夢の中で教えてくれた」と言うなど、体系的に数学を学んだ人からすれば「おいっ!」ってなる事は容易に想像できます。

数学は証明の学問

数学においては証明できないものはいくら「確からしく」ても「公式にはならない」です。

と言うよりも出発点のいくつかの公理と、その公理こ性質によって推論できる規則などを用いて、数の成り立ちなどの本質的な事を理論的に説明していく学問が純粋数学でしょう。

そのため、

「Aという公理があって、こうしてこうしたらBっていう規則があったよ!だからBを公式としよう!」

というのが、数学的には正しい考え方なんでしょう。

ただし、ラマヌジャンの場合、

「Bっていう公式があった!証明?下に当たってるっぽい理由書いておいたじゃん!」

という感じになるため、数学をやってる人からすると

証明できてこそ数学なんだ。出来ないならたわ言と一緒。小保●晴子のスタ●プ細胞と変わらない。

という、もはやそれは数学じゃない、という気持ちになるそうです。

数学が中途半端だった私は、ラマヌジャンの公式を見つける力は本当だったのかなと思ってます。それに、体系的に数学を学んでいないのにポンポン公式を思いつくのは異常だなと思います。本当にナマーギリが教えていたんだと思います。ナマーギリが神か脳の異常かはおいておいてですが。

ゴッドフレイ・ハロルド・ハーディー

ラマヌジャンをイギリスに招いた教授です。1877年生まれ1947年没。

数学者。

一番有名な業績としては遺伝の法則の『ハーディー・ワインベルグの法則』ではないでしょうか。ある一定の条件での、ホモ優性遺伝・ヘテロ優性遺伝・ホモ劣性遺伝の割合を計算する公式(法則)です。

(用語の間違え等はご容赦ください。)

 

『奇蹟がくれた数式』感想

多少伝記と違うところがありましたが、イギリスに渡ってからのラマヌジャンの苦悩や苦労が伝わって来る映画でした。

実際にはラマヌジャンは証明をせず、思いついた公式をハーディに見せてハーディが証明していくというスタイルだったようですが、劇中では一緒に証明していたように描かれています。

個人的に数学の研究室で一緒に研究しているといっても、黙々とお互い証明や計算をしてたまに議論をする様子を見て、「うわ…地味…」って思ってしまった…。地味なところが良いところだけど。

 

数学やってる人って世界中変な人が多そうだなあ。