【インド旅行体験談】チェンナイ滞在中の出来事

インド旅行

こんばんは、ビーグル情報館です。今日はインドの体験談を教えてくださった、ようすけさんの旅行体験談です。

チェンナイ滞在中の出来事

インドには仕事の関係で数回、期間にして全体で4ヶ月ほど滞在経験があります。

私はIT企業に勤めていて主に管理・設計に関わっています。作業工数の多いプロジェクトでは、その開発の一部をインドの現地IT企業に頼んでいました。

インドや中国などの途上国に開発を委託して、人件費のコストを下げるいわゆるオフショア開発というものです。。
開発規模の大きくないプロジェクトはTV会議や電話、メッセンジャーといったツールを使って、日本にいながら現地の開発メンバーと疎通を図ることも可能です。しかし、相手の人数が増えるとそれも難しくなります。そのため現地に行って直接会話しながら進めていくケースがあるのです。

そして、私はその役割を担うブリッジSEとして旅行も兼ねてインドへ行くことになりました。
滞在地は仕事の現場である南インドのチェンナイ。

街は情報ビジネスが栄えていて、日本からもアウトソーシングとして関わりを持つ企業が増えてきています。

チェンナイはとてものどかな街で、日本ではあまり見ないほどに空が青いです。

治安は良いのですが逆に良すぎるほどで、例えばカフェに行くとテーブルに財布らしきものを置いたまま何処かに行ってしまったり、その辺のベンチで横になって寝ている人が普通にいます。

そんなチェンナイで最初に驚いた体験は、とにかく現地の方達はカメラ好き!滞在から最初の休みの日、まずは買い物をしようと日本人の同僚と2人でティーナガールというショッピングタウンへ行った時のことです。
通りを歩くと様々な食べ物が店先に山積みしてあって、売っている服はどれも鮮やかな色ばかりです。目を惹かれて写真を撮っていると、フレームにチラチラ同じおじさんの姿が。

レンズをずらすと数秒後には、またニッコリとカメラ目線で笑顔を振りまくその佇まいは、少年の清らかで無邪気な心を感じます。人懐っこいおじさんだな、と思って「一緒に入るか?」と話しかけると飛び跳ねるように喜ぶので、こちらも楽しくパシャパシャと街並みをバックにそのおじさんを撮りました。
すると別の男性が横からそのおじさんに肩を組んできて一緒に写り始めたかと思うと、また別のところからおばさんやおじいさんがどんどん入ってくるのです。5人、10人、15人。気づけば30人ぐらいがフレームに入ってくる始末。

意気揚々とスクラムを組み始めるその謎の集団は、まるで結婚式の集合写真を連想させます。私自身、何を撮りたいのか段々と分からなくなり、ヤケクソ気味に10分ほどでしたか、シャッターを押し続けた記憶があります。

満足したのかようやく周りから人が離れて、最後におじさんに「あの人達は知り合いか?」と尋ねると「そんな訳ない」と一蹴され、手を振りながら去るその姿を見届け、その日は疲れ果ててそのまま帰りました。
その日以来、インドで人混みが多い場所では一切カメラを使わなくなり、日本に帰ってから撮った写真を確認すると、7割近くがその日の写真でした。消すに消せずどうしようか未だに悩んでいます。

また別の日になりますが、マリーナビーチに行った時のこと。マリーナビーチは観光地でもありますが、地元の人もノンビリできるため利用しており、全長が21Kmもある大きな海岸です。

露店がたくさん連なっていますが炎天下である上に、売っている魚の色はお腹にこたえそうですし、ドリンクも常温ばかりで買う気はあまりおきませんでした。
でもそんな中、目を惹くお店が1つありました。アイスクリーム屋です。チェンナイではForum Vijaya Mallというショッピングモールぐらいでしかアイスクリーム屋を見かけなかったので、足が自然とお店に向かいます。

しかし事件はそのお店で起こりました。

パッションフルーツのアイスクリームを頼んだのですが、フルーツの芳香な香りを期待した私を待っていたのは、生臭い魚の匂い。周りには魚を扱う店もありますが、匂いははっきりとそのアイスクリームから発せられています。

口に入れるのに抵抗があったため男性店員に「匂いが魚臭いけど何故?大丈夫?」と聞くと「大丈夫。それ、きっとさっき買った魚の匂いだな。家に持って帰るために今、冷やしてるのさ。魚は新鮮だよ」のようなことを言うのです。この店員が売り物のジェラートと一緒に自分が買った魚を冷やしていることに気づき、その自由すぎる行動にビックリしました。日本ならそんなことしているのが広まれば経営できないと思いますが、気にする素振りも無し。

味は美味しいから食べて、というので舐めてみるとやっぱり臭い。ただただ臭かったです。

少し離れた店でチャイを買って口直ししながら、はぁとため息をするとそれも生臭く、しばらく魚を食べたくなくなった苦い経験でした。
今思い返せば暑いビーチでアイスクリームが売れないはずは無いのですが、そのお店には客がいなかったので評判が良くなかったのかもしれません。違和感を感じていたらなぁ、と少し後悔してます。

チェンナイはインドを代表する産業都市になりつつあると思いますが、まだまだ現地の人達はその感覚は無いまま自由奔放に生活しているように感じています。