ビーグル犬、飼い主の低血糖を通報。無事命を救う。(2006年、米)

ビーグル

こんには。チダです。

ビーグル情報館とは言いつつもインド情報館になりつつありますが、ビーグルの可愛いニュースやおもしろニュース、考えさせられるニュースなど色々伝えていければな、と思っております。

 

今回は2006年と少し古い話ですが、とても心温まる話です。

 

飼い主の低血糖を携帯電話で通報

米国の携帯電話企業などが運営する「ワイヤレス財団」は、携帯電話を使って人命救助などに貢献した人を称える「VITA Wireless Samaritans」賞を毎年実施しています。

2006年は初めて人間以外が受賞したそうです。

と言うのも、2006年の受賞者はビーグル犬でした。彼女は飼い主の異常を察知し、携帯電話で通報したのです。

 

受賞したのは、フロリダ州オーランド在住のケビン・ウィーバーさんに飼われているベルちゃん(当時3歳)

 

ウィーバーさんは糖尿病でインスリン療法を行っており、2006年の2月に台所で低血糖による意識障害を起こしてしまいました。

ベルちゃんは意識のないウィーバーさんの携帯電話から、911(アメリカの救急車)に通報。救急隊員はベルちゃんのほえ声から事態を察して出動し、ウィーバーさんは病院に搬送され意識を回復しました。

 

高血糖になると体からケトン臭がすることがあります。普段からウィーバーさんはベルちゃんに鼻筋をなめさせケトン臭を覚えさせたり、非常時に携帯電話にある「911」の短縮番号「9」を噛むなどの訓練をしていたそうです。

 

「リッチモンド糖尿病アラート犬育成プログラム」

ビーグルだけに限りませんが、優れた嗅覚で糖尿病治療を手助けしてくれるワンちゃんの話です。

 

米国で行われている「リッチモンド糖尿病アラート犬育成プログラム」は、嗅覚の優れた犬の特性を、小児糖尿病患者の治療や医療に役立てようという試みです。

 

2型糖尿病は生活習慣が原因で発症します。

しかし、1型糖尿病は遺伝的な要素がほとんどで子供のうちから発病している事も多いです。また、アメリカでは国民の5%が1型糖尿病患者だとされているそうです。

また、体外からインスリンを補わないと死んでしまうため、インスリン療法は避けることはできません。

また、インスリンなどの薬物療法を行うと、薬の作用が強く出すぎてしまい血糖値が正常範囲よりも低下する「低血糖」になってしまう事もあります。

糖分を口にすると血糖値は上昇して回復しますが、意識障害や昏睡に陥っている場合は周囲の人に対処してもらうしかありません。

糖尿病アラート犬は何をするの?



https://wanchan.jp/osusume/detail/3983

犬種により差はあるものの、犬の嗅受感覚器の数はヒトのおよそ1000倍だとされています。

低血糖アラート犬は、鋭い嗅覚により低血糖やケトアシドーシスを嗅ぎ分け、深夜のベットや外出先で患者に異変が起きていれば、肘を軽く突くことで意識を確認します。

何も反応がなければ、保護者など周囲の人を呼びにいき、注意を引き付けるために奔走してくれるのです。更に、緊急時には911に信号を送ってくれるそうです。

 

 

まとめ

残念ながら、この勇敢なビーグル犬、ベルちゃんの写真は探してもありませんでした。

これからの時代で、糖尿病治療に犬が欠かせない存在となるかもしれませんね。