ビーグルなどの実験動物の譲渡が世界的に広まりつつある話。

動物愛護問題

ビーグル犬などの実験動物の譲渡

実験動物として扱いやすいとされるビーグル犬。


Credit:http://www.enpa.it/it/

海外では、これらの犬たちを引き取り、傷の治療と心のケアをしてから、一般家庭に里親に送り出す試みが進められています。

イタリアの動物保護団体、エンパ・モンツァ


Credit:http://www.enpa.it/it/

ここでは30年来、ビーグルを受け容れています。

「実験動物繁殖施設で育ったビーグルは、空も太陽もみたことがないので、最初は何にでも怯えます。

広い場所もだめ、通路を前にしても怖がり、縮こまってしまう。

ですから少しずつ時間をかけて慣らしていくようにします。クレートから犬舎の通路へ出られるようになれば、次に小さなサークルにいられるように、そして大きなサークルに。

やがては庭に出られるように。首輪をつけてリードで散歩ができるようになるまで、じっくりと焦らずに。やさしく、観察を続けて。」

と代表のリーヴァさんは説明します。

 

「実験用動物は必ず里親に出すように」(NYの法律)


CREdit:https://m.huffpost.com/us/entry/us_57b4b2b4e4b0fd5a2f40d552?utm_hp_ref=dogs4

アメリカ・ニューヨーク州で2016年8月に成立した比較的に新しい法律です。

その法律は「実験動物として扱われてきた犬や猫達に実験終了後に、里親を必ず見つける事」を義務付けています。

実験用動物として扱われてきた犬や猫達は、コストの面から殺処分されてしまう事が多いです。

 

ニューヨーク州の知事アンドリュー・クオモさんは、

「実験用動物たちが第二の人生を得ることができる大変人道的な法律です。多くのニューヨーカーにとって、犬や猫は家族同然の存在です。この新法律の施行によって、より多数の4本足の友達たちに愛すべき家族を見付けることが可能になります。」

とこの法律についてコメントしました。

実験動物だった犬や猫達は実験が終了した後、

獣医師によって健康状態を診察され、特に問題のない健康な犬や猫達は動物保護シェルターや動物愛護団体に引き渡されます。

そこで、スタッフさん達に協力してもらい、犬や猫達が第二の人生を歩める様に里親さん探しが開始されます。

「実験用として飼育されているビーグル犬の中には、生まれてから死ぬまでを研究室で過ごしているため、とても怯えている状態の犬達が多いです。

その為、実験動物として飼育されてきた犬達の世話をするには、トラウマ的な経験を克服する特別なケアも必要で大変忍耐力が必要な事です。」

と、今回の法律発足させるために尽力をしたビーグル・フリーダム・プロジェクトローナ・キャンベルさんは語りました。

 

この法律は、アメリカ国内ではニューヨーク州を含めてミネソタ州、カルフォルニア州、コネチカット州、ネバダ州と5つの州で認められています。

 

ヨーロッパでの署名活動

「実験に使えなくなった動物は、お金がかかるからと安楽死させることは、命を冒涜しているとしか言いようがない。実験動物にも命があります」

と、ヨーロッパでは動物実験根絶をめざして署名活動が盛り上がっています。

 

行政による把握と査察・規制がなければ実験動物の福祉は何も始まらないとして、

・動物実験の法的規制

・登録制度

を求める署名活動です。

 

また、署名活動の甲斐あってか少しずつですが規制が厳しくなっているようです。

 

まとめ

日本ではあまり動物実験反対に対して糾弾する団体や人はまだまだ少ないです。

私達日本人も、実験動物に対してもっと日常的に意識をするべきではないでしょうか。