インドで156匹のビーグルが実験動物から解放(2016)。なぜ、ビーグルは実験動物によく使われるのか。

動物愛護問題

ビーグル情報館ではあまり動物の虐待に対する問題や、動物実験に対する記事は書いてきませんでした。

と言うのも、

・可哀想な話しかなく書いてて私が死にたくなる

・具体的に何をすれば状況が変わるのか記事にしにくい

と言う点から避けてきました。

 

しかし、ビーグルは動物実験に使われる犬の代表格で、本当に犬やビーグルのことを考えると、目をそらすことの出来ない問題です。

 

そのため、少しでも誰かに事の重大さが届けばな、と思い書いていくことにしました。

 

だいぶ昔の話にはなりますがビーグルが実験動物から解放された時の話です。

 

ニュースの内容

2016年にインドの動物実験室にいた156匹のビーグル犬が救出されて、初めて檻の外から出たことが話題になりました。

「インド ビーグル」の画像検索結果
Credit:https://www.google.co.jp/url?sa=i&source=images&cd=&cad=rja&uact=8&ved=2ahUKEwi64fa-2dbcAhUIEbwKHVqGD-UQjhx6BAgBEAM&url=http%3A%2F%2Ftokyoinuneko.com%2Fcategory%2Fdetail.html%3Fno%3D626%26c%3DWORLD&psig=AOvVaw3_pDibi5j-WhCQNpE1v7rg&ust=1533585453156139

化粧品や農薬などの実験体として飼われていた156匹のビーグル犬。暗い研究室の狭いケージの中で、ずっと閉じ込められていました。

しかしNGO団体の尽力により解放されることに。初めて明るい陽の元に連れてこられましたが、当初は怯えてかごの中から出ることもできませんでした。

それでもボランティアの手により、身体を洗ってもらうなどのスキンシップを通じて、人に慣れ活動的になったビーグルたち。引き取り手も順次見つかったそうです。


Credit:http://news.livedoor.com/article/image_detail/11586649/?img_id=10466534

「化粧品を製造する裏で、こうした犠牲があるとは」「動物実験は残酷すぎる」「人間は本当にひどい動物だよ」「とにかく救われてよかった」といった声が主にネットで上がりました。

 

なぜ実験動物にビーグルはよく使われるのか

個体での遺伝による差があまりない

これは、ビーグル犬同士ではあまり遺伝的な差がない…つまり、生物実験をする時に薬の投与による差や、環境の変化による差が分かりやすいと言うことです。

 

えんどう豆に肥料を与えて、肥料を与えていないアサガオと成長具合を比べるより、

えんどう豆に肥料を与えて、肥料を与えていないえんどう豆と成長具合を比べる方が分かりやすい事と同じ理由です。

 

食欲旺盛である

ある程度の健康管理がしやすい点と、食事に薬が混ぜやすいためです。

また、肥満個体に関する調査も取りやすくなります。

 

小型で飼育スペースをとりにくい

小型であれば沢山飼うことが出来るので、臨床結果を沢山得ることができます。

 

多産である

(推測ですが、一度に産まれる子が多いと遺伝形質の発現比率を計測しやすくなるためだと思います。)

特定の遺伝子が働かないように操作されたビーグルの血統やクローンなども存在します。しかし、それらのビーグルも多産性が失われることはなく、元気な仔犬が生まれるので重宝される理由になります。

 

また、これらの条件を満たす為には、保健所の犬では出所が分からず使えません。

つまり、薬剤投与用に系統管理されたビーグルが用意されているのです。

 

実験に使えなくなったビーグルの扱い

再起が不能な場合は、筋弛緩剤などを注射して殺処分されます。

処分された後、獣医師により検死が行われます。

 

しかし、きちんと殺処分される犬ばかりでなく、放置死や、そのまま燃えるゴミとして廃棄されたりするケースも多く、問題になっています。

完全に非人道的な方法で最期を迎えなければならない犬も非常に多いとのことです。

 

まとめ:私たちに出来ること

動物実験していない製品を買う

動物実験をしていない化粧品や薬品を買うように心がけることが大切です。

インターネットで調べるとある程度はわかるので、買う前に確認してみるといいでしょう。

動物実験をしていないメーカー一覧

 

きちんとお金を運営してくれるNGO団体に寄付する

動物実験に反対しているNGO団体に寄付をするのも良いでしょう。

しかし、「本当に寄付したお金を使ってくれているのか?」と言う問題はあります…。

活動報告や会計報告などをよく見て、自分で判断をすることが必要になってきます。

 

今はTwitterやFacebookなど様々なツールがあるので、自分の意見を発信することが簡単な時代です。

だからこそ、「私みたいな訴求力のない人が呟いても…」と恐れずに、良くないと思う物についてはどんどん自分の意思を(常識の範囲内で)発信するべきなのかもしれません。