インドの民話:『王様の褒美』

バーフバリが面白かったので、インドの民間伝承を載せていきたいと思います。

今日は「王様の褒美」と言うお話。

王様の褒美

1人の王様がいました。王様は森に狩りに行き、どんどん進んで行くうちに道に迷ってしまいました。その時、1人の村人が王様を助け、食事や水や寝床の準備をしてくれました。それで王様は、「都に来るように。そうしたら、望みのものはなんでも与えよう」とその人に言いました。

 

王様は自分のお城に戻りました。

幾日かすると、王様を助けた村人が都に褒美を受け取りにやったきました。男が第一の城門に着くと、門番が「何の用か?」と尋ねました。

村人は「わたしは褒美を頂きに来ました。」と言うと、門番は「よいか、褒美をもらったら、その半分は俺によこせ!」と言いました。

「良いでしょう。半分はあんたにやりましょう」

 

村人は、それから第二の門に行きました。そこの門番は、「お前の褒美の半分を俺によこせ!」と言いました。

「半分は第一の門番にやる約束をしている。あんたに取られたら、私の分が全然なくなってしまう。」

「ではこうしろ。残った物の半分を俺によこせ。」

「いいでしょう。あんたに1/4をやりましょう」

 

さて、村人は第三の門に行った。そこの門番は「褒美をもらったらその半分は俺によこせ!」と言いました。

「いいですか。第一の門番が半分をとってしまったので、残ったうちの半分を第二の門番が取ることになったのです。もう半分なんてやりようがないでしょう」

「それなら、なかった晩の半分を俺によこせ」

「大変結構。承知しました。」

 

こうして村人は、王様の前にやって来ました。王様は「褒美に何を所望かな?あの時はずいぶん世話になったな」とおっしゃいました。

村人は「私めに鞭打ち100回を給わりたく存じます。」と願い出ました。

王様は大変驚いて尋ね返しました。「なに、鞭打ち100回だと?もっと良いものを言うが良い」

村人は答えました。「実はこうなのです。もし私が良いものを頂きますと、その半分は第一の門番が取ってしまいます。その残りから半分を、第二の門番が取ります。こうして残ったうちの半分も第三の門番が取ります。ですから、わたしにはほんの少ししか残りません。また、鞭打ち100回でも私はほんの少ししか打たれません。50回は最初の門番が打たれ、25回第二の門番が打たれる。そして第三の門番と私は12回半だけしか打たれません。」

 

王様は、「わしの統治下でそんな無法が通っているのか!」と言いました。それから王様は門番たちみんなを読んで「自分のぶんだけ鞭で打たれるが良い」と言いつけました。

こうして王様は、第一の門番に50回の鞭打ちを。第二の門番に25回、第三の門番に12回半の鞭打ちを加えました。

 

それから王様は、三人の門番を焼くから外し、村人にこう勧めました。

「村を離れて城に来るように。そちはわしの大臣になり、わしの国を治めるのだ。今いる大臣は全く力がない。政務をよく執れないのだ」

村人は大臣になって、国をしっかりと治めたのだった。

The following two tabs change content below.
チダ

チダ

ビーグル犬とインド映画が好き。 飼い犬のカブにゃんにはなめられ気味。 最近の目標はインドに行ってレポート記事を書く事。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です